矯正治療小児歯科について

小児歯科とは？

通院のタイミング

小児歯科の通院は、お子様の口腔の健康と成長において重要なステップとなります。
しかし、いつから通院すれば良いのかというタイミングは、多くの親御さんにとって疑問でしょう。
通院のタイミングについてご紹介します。

1歳半からの定期健診

歯が生え始めた頃から1歳半までは、ご自宅でのケアが中心です。
その後、1歳半から歯科医院でのケアを開始し、4か月に1回の定期健診を推奨します。
当院では、この時期に歯のチェックだけでなく、仕上げ磨きの指導も行います。

乳歯から永久歯への移行期

乳歯から永久歯に生え替わる時期には、歯並びや噛み合わせのチェックが必要です。
顎のスペースが足りないと歯並びが乱れる可能性が高いため、早めの対処が重要です。

虫歯のリスクへの対策

永久歯が生え始めるこの時期は、歯ブラシが行き届きにくくなり、虫歯のリスクが高まります。
特に、食べ物が引っかかりやすい部分などは注意が必要です。

親子での予防教育

通院することで、親子共々に正しいブラッシング方法や食生活など、健康な口腔環境を維持するための教育も行います。
これにより、お子様自身が自分の歯を守る意識を高め、将来の口腔健康をサポートします。

歯医者に行く前のお子様とのお約束

「歯医者」をいいイメージに

歯医者を脅しの道具に使うと、「歯医者＝怖い場所」という印象が強まります。
この印象は、未来の歯科治療に対する抵抗感を増す可能性があります。
代わりに、歯医者さんは「歯をきれいにしてくれる友達」といった前向きなイメージを持ってもらいましょう。

事前に説明する

予期せぬ歯科治療はお子様の不安を増大させることがあります。
事前に説明することで、お子様自身の精神的な負担をできる限り軽くすることができます。

お子様の機嫌のよいタイミングで

お子様の機嫌がよく、身体的にも快適なタイミングで歯医者へ連れて行くことが重要です。
空腹や疲労がピークの時ではなく、リラックスしている時に予約することで、治療のストレスを減らします。

まずはご両親がリラックスする

お子様はご両親の表情や声から感情を読み取ることができます。
ご両親が緊張していると、子供も緊張します。
逆に、ご両親がリラックスしていると、お子様も安心します。そのため、親自身のリラックスが重要です。

とにかくたくさん褒める

初回の訪問で全てがスムーズにいかなくても構いません。
お子様が一歩でも前進したら、その努力を称え、褒めてあげましょう。
自信を築くことで、次回以降の治療をスムーズに行うことができます。

お子様のための予防

歯みがき

習慣の形成

適切なブラッシング法

歯みがきの方法を教える際は、年齢に応じたブラシの選び方や、ブラッシングの方向、圧力などを注意深く指導しましょう。

フッ素入りの歯磨き粉の使用

虫歯予防効果があるフッ素入りの歯磨き粉を使用することも効果的です。

食生活

歯ごたえのある食べ物

歯ごたえのある食べ物は、噛む力を鍛えるとともに、顎の骨や歯の成長を助けます。

糖分が少ない食べ物

糖分の取りすぎは虫歯のリスクを高めるため、糖分の少ない食べ物やおやつの提供がおすすめです。

キシリトール配合の商品

キシリトールは虫歯予防に効果があるとされており、キシリトールが配合されたガムや菓子などを選ぶと良いでしょう。

カルシウム豊富な食べ物

歯や骨を丈夫にするカルシウムが豊富な食品、例えば牛乳や小魚、チーズなども積極的に取り入れましょう。

天然素材

保存料や合成着色料などが入っていない自然な食品を選ぶことも、全体の健康に良い影響を及ぼします。