入れ歯
入れ歯について
このようなお悩み・症状はありませんか?
- 一部または全ての自然な歯を失っている
- 噛み合わせに問題がある
- 話す際に発音が聞き取りづらいと言われる
- インプラントなどへの費用捻出が困難
- 糖尿病や腎臓病などの全身疾患がある
- 笑顔の外見に自信がない
- 正常に食事ができない
入れ歯とは
入れ歯とは、失った歯を補うための取り外し可能な装置です。
歯が欠損している場合、入れ歯はその空間を埋める役割を果たし、噛む、話す、笑うなどの日常的な機能を再び可能にします。
入れ歯は大きく部分入れ歯と総入れ歯の2つの種類に分けられます。
顎の形状とサイズに合わせてカスタムメイドされ、プラスチック、金属、またはその他の素材で作られます。
外見は自然な歯に似せて作られるため、他人からはほとんど見分けがつかないように設計されています。
入れ歯のメリット
治療費が安価
入れ歯の治療費はインプラント治療と比べて、治療費の総額を抑えることができます。
これは、保険診療の場合はもちろん、自費診療の場合にも当てはまります。
費用を抑えたいという患者様にとっては大きな魅力となります。
治療期間が短い
入れ歯の治療は迅速で、多くの場合、1か月程度で完了することができます。
インプラント治療で骨とチタンの結合を待つ必要がないため、時間の制約がある方にも適しています。
症例を選ばない
全身の疾患、例えば糖尿病や腎臓病がある方でも入れ歯の治療を受けることができるので、インプラント治療が適していない場合の代替手段として考えられます。
これにより、より多くの方が口腔の健康を取り戻す機会を得ることができます。
噛み合わせが整えられる
入れ歯は個人の口腔の構造に合わせて精密に製作されるため、噛み合わせの問題を効果的に解決できます。
正しい位置で食物をしっかりと噛むことができるため、食事の楽しみを取り戻すことができるでしょう。
保険と自費の入れ歯の違い
入れ歯は、失った歯を補う治療法であり、製作のための選択肢として保険診療と自費診療が存在します。
これらの選択肢は価格、素材、製作期間、噛み心地、装着感、耐久性など、多くの点で異なります。
項目 | 保険の入れ歯 | 自費の入れ歯 |
---|---|---|
価格 | 価格は安価。健康保険が適用される。 | 比較的高価。多様な素材や製法の選択が可能。 |
素材 | レジン(歯科用プラスチック)のみ使用。 | 豊富な種類から素材選択。機能性や審美性に優れるものがある。 |
製作期間 | 約1か月程度で製作可能。治療期間が短い。 | 製作期間は長い。細かい調整やカスタマイズが可能。 |
噛み心地・装着感 | 噛む力が伝わりにくい。床部分が厚く違和感を覚えやすい。 | 噛む力が伝わりやすい。薄く、違和感の少ないものが製作できる。 |
耐久性 | 壊れやすいが、修理は比較的容易。 | 耐久性が高く、壊れにくい。修理できないものもあるため慎重な検討が必要。 |
自費の入れ歯の種類
ノンクラスプデンチャー
固定用のバネ(クラスプ)を使用せず、適度な弾力性のある特殊な樹脂でつくる部分入れ歯です。
見た目が自然で周囲の歯への負担が軽減されるため、審美性と機能性が求められる場合に適しています。
マグネットデンチャー
歯根が残っている部分に磁性金属を装着し、磁石で入れ歯を固定する方式です。
通常の入れ歯よりもしっかりと固定されるので、食事の楽しみが向上します。
シリコンデンチャー
歯ぐきに弾力性のある生体用シリコンで覆うタイプの入れ歯で、柔らかい食感が特徴です。
食べ物が挟まりにくく、歯ぐきへの負担が軽減されるため、食事の快適性が向上します。
金属床義歯
床部分が金属でできており、強度とフィット感が優れています。
選択できる金属にはゴールド、チタン、コバルトクロムなどがあります。
ホワイトクラスプデンチャー
白い素材で作られたバネを使用する部分入れ歯で、自然な見た目と耐久性が特徴です。
金属アレルギーのリスクも排除されるため、安心して使用できます。
クリアクラスプデンチャー
透明な素材で作られたバネを使用する部分入れ歯で、歯ぐきに近い色合いを持たせることが可能です。
変色の可能性はありますが、バネ部分の交換も可能なため、長期的にも安心して使用できます。
入れ歯の治療方法
STEP01
初診察と診断
患者様の口腔の健康状態を評価し、入れ歯の必要性とタイプを判断します。
STEP02
型取り
患者様の口腔の正確な形とサイズを把握するために、型を取ります。
STEP03
入れ歯の製造
型取りに基づいて、患者様の口に合ったカスタムメイドの入れ歯を作ります。
STEP04
フィッティングと調整
入れ歯が正しくフィットするように、必要に応じて微調整を行います。
STEP05
フォローアップ
入れ歯の装着後、快適な装用と機能の維持を確保するための定期的なフォローアップとメンテナンスを行います。